2009年 3月の記事一覧

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09年03月17日 08時06分56秒
Posted by: furihata
今日の新聞記事を見て、ここまで来たかと感じた。
不動産の任意売却は、住宅ローンを払い続けられなくなった方が負債を減らすためによく試みる方法である。
地価下落もあって、かなりの割合で不動産の時価が抵当債務の総額を下回っているケースがある。下手をすると、1番抵当権者でさえ、代金から全額を返してもらえないこともある。そういった場合でも、2番以下の抵当権者は、「消し料」などと呼ばれる抵当権抹消の対価をもらって抹消に応じ、任意売却が実現する。消し料は実質的には、1番抵当権者等に渡すべき弁済金の一部を回しているのである。この消し料の相場とかけ離れた法外な要求をする後順位抵当権者の抵抗で、売却を断念することも少なくない。その後は、通常配当を受けられるのが確実な1番抵当権者の申立で裁判所による競売手続が始まるが、競売が終了するまで早くても半年位はかかる。
新法案は、買い手及び代金額が決まったときに、1番抵当権者が同意すれば、他の担保権者が反対しても(対抗手段はその者が自ら競売申立をしたり、5%以上高い価格での買い取り先を見つけること)、1番抵当権者の申立で、1ヶ月で裁判所が担保権の消滅を許可するというものだ。後は代金分配で担保権(抵当権)の順位に従って分配される。こうなると、簡易迅速な民間主導の競売手続という気もする。
売り主、仲介業者、1番抵当権者にとっては、それぞれ、売却遅延によるローンの金利がかさまない、買い手を見つけた苦労が報われる、債権の早期回収になるといったメリットがある。また、任意売却なので、買主もスムーズな引渡を受けられる。不動産の円滑な流通を促すことになるだろう。
09年03月14日 21時37分37秒
Posted by: furihata
不倫を理由に損害賠償請求を受けた事件が少し前に和解で終了した。
被告代理人として受任したものだが、この原告とその配偶者は問題の事件の前から、離婚騒動が持ち上がって、お互いに離婚条件または裁判で有利になるよう、証拠確保みたいなことをしていたようである。
不倫の事実自体を争ったが、訴訟でお互いの主張が出揃っていない段階で裁判官から和解勧告を受けた。勧告の理由は、主張が出揃ってしまうと和解が難しくなるということだった。和解の中心は、不適切な関係があったとして、和解金を支払う内容である。一旦まとまるかに見えたが、和解条項の文言を巡り紛糾し、不調に終わった。
お互いの事実関係に関する主張を、準備書面や陳述書(当事者本人、証人予定者が事実経過を述べた書面)を出して、整理し、提訴から約1年経って、証人及び当事者尋問を行った。
尋問終了後、裁判所は直ちに弁論を終結した。弁論終結後は、新たな主張、証拠は出せず、後は裁判所が判決を書いてその言渡をするだけのはずであった。
ところが、裁判所は、予め尋問終了後の時間を確保していて、当日尋問のために出頭した当事者本人を裁判官室に招き(代理人同席)、本人から直接事情を聞きながら、改めて和解のための説得を試みた。
裁判官はそんなに判決を書きたくないのか、とお思いの方もいるだろう。当事者側から見ると、判決の内容は、一般的に自己に都合よく考えているものの、逆の判断をされたらどうしようという気持も否定できない。まず、判決内容に不満な当事者は控訴して、改めて控訴審の裁判が始まる。そして、もしも私の依頼者に対し、原告の請求の一部でも支払を命じる判決が出され、「仮執行宣言」が付けられていた場合には、控訴するだけでなく、強制執行停止申立を裁判所に申し立てなければならない。仮執行宣言が出された場合、判決確定前であっても、強制執行の申立ができ、依頼者の、例えば給料などが差し押さえられてしまう危険があるのだ。強制執行停止決定を出してもらうには、裁判所が決めた金額の金銭を供託しなければならない。その上に控訴審の弁護士費用並びに打合せの手間などがかかる訳である。
したがって、依頼者は、このような事態になる可能性(判決後の経済的、時間的負担)をも考慮し、和解の諾否を決定しなければならないだろう。代理人は、この辺の情報をできるだけ正確に伝え、依頼者が納得できる和解条件を提案しなければならないと思う。本件では、裁判所の和解勧告の結果、先に不調に終わった和解条件と余り変わらない条件で和解が成立した。しかし、お互い徹底的に争って、証拠調べを完了した段階での和解は、不満がないとはいえないが、当事者にとっては、ある程度納得ができたのではないだろうか。
09年03月09日 21時01分59秒
Posted by: furihata
ずいぶん難しい表現だとお思いになるかも知れないが、弁護士にはときには使い勝手の良い訴訟形態である。金銭の支払義務の有無・金額に争いがある場合で、あなたが支払義務があるのに支払わないと相手から非難中傷(または風説の流布)を受けているが、相手が訴訟提起などをしてこない場合に、自分から相手との間に主張にかかる債務が存在しないことを積極的に(裁判所に)確認したもらい、事実上の請求等を止める裁判である。
少し以前のこととなるが、ほぼ同時期に2件、債務不存在確認訴訟を原告側及び被告側で受任したことがある。

1件目は、専門職(税理士)がその業務(その職種の中では余り手がける者のいない特殊業務である)に関し、報酬の定めが法外であり、委任契約が公序良俗に反し(民法90条にあるが、要は依頼者の無知に乗じ、その専門職が受け取る通常の報酬を著しく上回る報酬額の支払を約束するもので、半ば強制的に調印した契約であるということ)、無効であるとして、依頼者の報酬債務が存在しないとして裁判所に訴えたものである。
実は、この件は、裁判になる前にも1回相談を受け、そのときは依頼者の代理人弁護士から内容証明郵便が届いていた。特殊業務というのは、手間に応じての報酬ではなく、税減額という成果に応じての完全成功報酬制であった。これを相手方弁護士は、単純な税申告業務と同様に捉えて、僅かな報酬で済むべきものと考えていたようである。内容証明に対して文書で説明するか、弁護士会等で一度その弁護士に会うよう勧め、同時に機械的に算出された報酬額(1,000万円を優に超える)では相手方は素直に払わないので、減額または分割払の示談、調停、仲裁手続(ここで説明したのは弁護士会の主催する仲裁センターである)も検討してみてはどうかとアドバイスした。ところが、相談者(専門職)は、このときは依頼せず、相手方弁護士とも何故か全く連絡を取らなかったため、訴訟を起こされてしまった。
訴訟が進むと、相手方は本件業務の説明及び依頼を受けた事実自体を否認してきた。当日は専門職本人と会っていないとまで言い張ったのである。こうなると、当日の行動の詳細のみならず、特殊業務で税金が安くなると依頼を持ちかけてから電話でのやり取り、アポを取った経緯、署名捺印をもらうまでの問答(世間話も含む)まで、徹底的に再現した「陳述書」を準備して、裁判所に提出した。裁判官は、双方の陳述書を読んだ上で、相当額の和解金を支払うよう勧告をした。心証を取ってくれたと確信したので、後は依頼者と相談し、スムーズに一括で払ってもらうのを優先するか、金額的に最大限要求し、分割払、期限の利益喪失条項付の和解条件にするか(支払わなかったときは強制執行を申し立てることになる)打ち合わせて、めでたく和解成立となった。
最後になってしまったが、債務不存在確認訴訟を提起された場合、被告(本事件では当方)が金銭を支払えという報酬金請求訴訟(給付訴訟)を反訴として起こすのが通例である。本件でも、主張を応酬している間に、反訴を起こし、その結果、本訴は取下扱いとなった(必要がないので)。

もう1件は、内装工事の元請、下請間(いずれも個人事業者)の下請代金額を巡る争いであった。都心のビル内の飲食店舗等の内装工事の一部を請け負わせたが(一緒に行った工事は10数件に及ぶ)、正式な見積書、発注書がなく(断片的なファックスのやり取りはある)、口頭で値決めしたものや、その後工事内容の変更もあったとして、下請業者は、未払の下請代金があるとして、当初その金額を200万円位(4件分)として、元請業者及びその妻に直ちに支払うよう強く求めたファックスを深夜にしつこく送りつけた。相談を受けた当職の名前で、内容証明を送ると、一旦収まった。ところが、2ヶ月後、内装工事を行った店舗の入口などに「工事代金が未払になっている、店舗内の物品につき成立する商事留置権を行使する」といった内容の張り紙を連日貼り付け、元請が違法に下請代金を不払しているような一方的な主張を繰り返した。
元請事業者と一緒に現地を管轄する警察署生活安全課を訪ね、業務妨害、信用毀損の疑いがあると訴え、事情を説明し、善処を求めた。警察担当者は下請に張り紙を辞めるよう電話(留守番メッセージ)をかけてくれた。また、当職からも刑事告訴も辞さない旨の警告書を内容証明で送った。しかし、これらに挑戦するかのようにその後も貼り紙が続いたため、請負代金債務不存在確認の訴を提起した。
この裁判の第1回口頭弁論で、被告である下請は、本人が一人で裁判所に来て、未払請負代金は600万円以上あるとの答弁書を提出したが、裁判官にその陳述を止められ、代理人を付けるよう強い勧告を受けた。
第2回の期日直前に被告に代理人が就いたとの連絡が裁判所を通じてあり、それから更に1月半以上経って、次回期日が開かれた。そこで、被告の請負代金は請負10数件合計で800万円にも上るとの膨大な答弁書と反訴状が出された。原告がその不存在を主張する200万円の請負代金が全て反訴の請負代金請求に含まれていることを確認して、裁判官は本訴を取下扱いとした。
09年03月06日 20時26分15秒
Posted by: furihata
最近、耳寄りな話を聞いた。
ほぼ全株式を社長が持っているような中小企業向きであるが、法人契約の生命保険を使って、会社の資金をオーナー個人へ税金がかからずに移転できるというのだ。
その保険では、保険料は最初の3年間だけ支払うことになっていて、保険会社が約束した利率により年々解約払戻金が増加する。会社が保険契約者となって、最初の2年間は保険料を支払うが(何と約1,400万円)、3年目は現金で支払わず、保険会社の貸付を受けて保険料に充てる。ちなみにこの借入金は解約まで返さない。この3年目に、保険契約を会社からオーナーに譲渡する。この場合、保険の譲渡価格は3年目の解約返戻金額で評価されるのだが、3年目の払戻率(解約返戻金/支払保険料総額)が低く(約68%、ちなみに4年目だと100%になるそうだ)、オーナー個人の買取金額(保険の時価)は、大体、
2,850万円(解約返戻金額)―1,400万円(借入金)―87万円(借入利息)
=1,363万円となる。借入は譲渡価格を下げる手段ということだ。
そして、オーナーが4年目に解約すると、返戻金額は4,200万円にふくらむので、
4,200万円―1,400万円(借入金)―87万円(借入利息)=2,713万円(実際にはもう少し金利を取られるらしい)をオーナーが手にすることになり、単純に買取価格を引くと、1年間待って約1,350万円を余計に手にすることができるというのだ。オーナーが受け取った2,713万円は一時所得となり、オーナーは契約を承継しているから、会社が支払った保険料が保険会社発行の支払調書に記載されるので、課税されないことになるというのだ。私は専門ではないので、税務上全く問題がないと言い切れるのかはよく分からない。
ただ、会社は2,800万円の保険料を現金で支払ったのに、オーナーから1,363万円を受け取るだけとなる。確かに、ほぼ全株式をオーナー社長が持っている中小会社でないと実行するのは難しそうだ。
09年03月05日 17時40分07秒
Posted by: furihata
1.金銭貸付(勿論、利息制限法に定める金利の範囲内です)の保証会社A社より保証履行した債権の回収依頼を受けた。相手は、甲県内に住むBという男。A社の債権にはB所有のマンションに抵当権が設定されている。しかし、同時に同マンションには住宅ローンの1番抵当権が設定されており、A社の推計では、未だ多額の残債務があり、昨今の不動産価格の下落により売却しても1番の住宅ローンの完済も難しいという。
2.抵当権を持っている場合、目的不動産の競売を申し立てることはできるが、裁判所による評価額が住宅ローン債権額(厳密に言うと、プラス事件終了までの競売手続費用予想額をも含む)を下回っていると、裁判所は無剰余通知(不動産を売ってもA社に配当の見込はないということ)という書面を出す。これを受け取ると極めて短時間の内に、A社がより高値で買い受ける旨申し出る等の対抗措置を取らなければ、競売手続自体が取り消されてしまうのだ。A社担当者はこの辺のことはよく承知している。そこで、マンションの任意売却をBに勧めた。
3.任意売却の場合、競売手続よりも高く売れるという常識があり、A社の抵当権を抹消しなければそもそも売却できないので、第1順位の抵当権者も自己の債権の全額回収にならない場合であっても、代金の一部を後順位であるA社に回すことを承諾してくれる。このようなA社への返済金は、抵当権抹消の対価として「消し料」等と呼ばれている。
A社担当者はこの任意売却をBに勧め、売却後も残る債務の弁済交渉をしていた。ところで、Bはいわゆる団塊の世代に属し、つい3ヶ月程前に長年勤めてきた会社を退職し、2ないし3000万円位の退職金が入ったらしい。そこで、A社担当者は、退職金の一部をA社への弁済に充てるよう求めていた。しかし、Bは、「使い道は決まっている」あるいは「老後の大切な資金だから」として、これに応じず、A社担当者が分割でも良いから返してと要請しても、「ないものはない、払えない」と完全に開き直ってしまった。
4.ところで、Bの住所は甲県、A社の担保物件であるマンションは乙県にある。甲県のBの住所を調べてみると、Bは戸建を所有していることが判明した。しかし、自宅にも住宅ローンの抵当権が設定されており、推定される残債務額が不動産の査定価格を上回っていると見込まれた。しかし、甲県に自宅がある以上、乙県のマンションは賃貸に出している可能性が高い。交渉決裂前、A社担当者は、Bよりマンションの利用状況を尋ね、借家人の氏名をうまく聞き出していた。
以上の経過を経て、A社は債権回収業務を依頼してきた。お金を持っていることは明らかだから、何とか取って欲しい、「払えない、ないものはない」はあんまりだ、可能な限りの回収手段を講じて欲しい、と担当者は要請した。

5.この場合、費用が安上がりで、金額的には少額ずつで時間がかかるが、回収の結果がすぐ得られるのが、A社の抵当権実行だ。えっ、競売は無剰余で取り消されてしまうのでは、と疑問に思われるかも知れない。しかし、ここでやるのは、賃料(家賃)の差押だ。抵当権の効力として、抵当不動産の収益(果実と呼んでいる)を押さえることもできるのだ。これを「物上代位」と呼んでいて、債権差押命令申立書のタイトルの下に括弧書きで(抵当権に基づく物上代位)と書くことになっている。
この申立と併行して、民事訴訟を提起することにした。裁判と民事執行を同時に起こすことによって、Bが態度を軟化させ、支払を前提とする示談交渉に乗ってくることも見込んでの措置だ。
6.しかし、ほぼ同時に二つの手続を取ったにもかかわらず、Bからは何の反応もなく、訴訟には欠席してあっさり欠席判決が出た。更に、賃料差押の方も、差押命令が送達され、取立請求書を借家人の方に送ったのだが、月末を過ぎても家賃は振り込まれない。翌月も同様であった。A社が現地調査したところ、借家人が家賃不払のままマンションを退去したことが判明した。残念ながら取立0円のまま申立を取り下げるしかない。
7.では、判決を使って何を差押さえるか。Bは退職後何処に再就職するかは話してくれなかったので、給与差押はそもそもできない。残るのは、やはり退職金の行方である。所在把握が困難な預金差押を行うことになった。困難というのは、銀行の預貯金は、銀行とその支店を特定して、個別に申し立てなければならない。Bは、こちらが気付かないような銀行支店を利用して退職金を預け入れていることが予想されるからである。A社担当者の重ねての要請を受け、甲県のマンション、乙県の戸建の各登記簿に記載されている金融機関を第三債務者として申し立てることになった。しかし、ここでも問題があった。マンションの住宅ローンは公的機関によるもので、その代理店又は窓口となっている銀行支店の口座から引き落とされているはずである。甲県の有力地銀で、マンションに最も近い支店を第三債務者としてまず申し立てた。しかし、銀行の回答(裁判所から差押命令とともに送られた「陳述書」という書面に記載される)は、Bの預金口座は全く存在しないというものであった。次に、乙県の戸建の方であるが、銀行自体ではなく、その保証会社の抵当権が設定されていた。またしても、銀行名は分かるが、支店が不明である。やむをえず、自宅最寄りの支店を調べて再度申立を行ったが、今度も口座なしであった。後に判明したが、Bは、わざわざ他県内の支店と取引をしていたのであった。
8.交渉決裂以後、Bからは全く連絡がなかった。恐らくA社がそろそろ(回収を)諦めるだろうと思っていたのではなかろうか。当職は、このようなことを繰り返しても同じ結果に終わるので、担当者と打合せ、まとまった経費をかけて、ある方法で調査することとした。その結果、Bは全く予想していなかった丙県内の銀行支店に多額の預金を有していることが判明し、同支店を第三債務者として、改めて預金差押を申し立てた。その方法の詳細は、残念ながらここでは御紹介できない(個別事件のご相談・御依頼があったときにお話しできるかも知れません)。今度は奏功し、ようやくA社の債権全額分を差し押さえることができた。
9.すると、いままで全く沈黙していたBがすぐに対抗手段に出た。裁判所に対し、「差押範囲減額の申立」を行ったのである。この申立は、債権差押命令が出た後、差押債権が取立完了になる前に行うもので、差押により生活が困窮する等債務者の生活保障の観点から、裁判所に対し差押命令の一部取消を求めるものである。債務者に差押命令が送達されて一週間経過すると、差押債権の取立が可能になるので、この申立を受けた裁判所は、直ちに職権で、第三債務者(銀行)に対し、差押金額支払いを一時停止する旨の裁判書を送った。この結果、またもや本件債権の回収はお預けとなった。差押範囲減額の申立に対する裁判所の決定を待たなければならないのである。Bの申立理由は、簡単にいうと、現在職がないので、預金を取り立てられると今後の生活が成り立たなくなるというものであった。Bは不動産を複数所有しており、裁判所は、生活困難になることが明らかでないとして、申立を却下した。
当職は、銀行支店の担当者に連絡の上、丙県内の店舗に赴き、差押金の支払を受け、直ちにA社に送金した。通常、取立は、差押金額から振込手数料を控除した残金を第三債務者に振り込んでもらうが、今回、銀行は、領収書、印鑑証明書等の提出を要求したため(銀行本部のマニュアルに従って対応しているので、修正を求めることはまず無理である)、手間ではあるが、直接行くことにした次第であった。
こうして、一件の債権回収業務が終了した。
09年03月05日 15時37分47秒
Posted by: furihata
100歳近いおばあさんの財産管理の話があるのだが、これがちょっと悲しい。身寄りがないから財産管理が弁護士にきた、と皆さん思われるかもしれない。が、長生きのおばあさんと対照的?というか、子供は二人いたのだが、二人共に先に亡くなっているのだ。最近、本にもなった「余命1ヶ月の花嫁」の残された父親も、24歳の娘と、もっと前に妻を亡くしている。何と悲しい事だ。話がそれた。本題に。財産管理も身内同士だと揉めやすいかもしれないが、本来は家族でやるのがいいと私は思う。しかし、きちんとしたいから、と、弁護士に頼む人々もいる。お金持ちのお年寄りさん!棺桶に金入れたって仕方なし。生きているうちに使いましょう!
09年03月05日 15時36分53秒
Posted by: furihata
高校時代は英語がかなり出来た私であるが、今はかなり苦戦している。数年前にハワイに行った時に部屋にアリがでて、大騒ぎになり、苦情をホテルに言ったのだが、なかなか家族中で英語を駆使しても伝わらず、アリの単語が出てこない。ヒアリングでアリらしき単語を拾えたので何とか通じたのだが。先日も法律相談に外国人がきたのだが、日系で日本語バッチリ。安心したのはいうまでもない。昨日も外出中に、英語で話しかけられ、公園を聞かれた。指差しの方向だったため、事なきを得る…。こんなんじゃいけない!時間は作るもの(らしい…)。脳の体操のために英語やらないとダメだ、と家族に言われる。しかし、法律相談が脳フル稼働。日々脳は稼働しているんだけどな。
09年03月05日 15時35分57秒
Posted by: furihata
相続調査、手間がかかるぜ、これは。本人に子供はいないため、甥姪まで戸籍を取り寄せることになった。笑う相続人が出るわけだ。つまり、ほとんど面識もないのにお金が転がり込み、ほくそ笑む…というわけだ。誰かに聞いたら、羨ましいと思える話といえるだろう。死んだら金は使えない。生きているうちに使わないと!ただし、使いすぎて破産なんていうのは困るけどね。
09年03月05日 15時35分24秒
Posted by: furihata
ひょんなきっかけにより、調査会社つまり、探偵と話しをする機会があった。若々しい彼だったが、話しをしてみると、縦横無尽に話が出来るし、なかなか話も面白かった。探偵も色々あり、胡散臭いのが多々あるが、信頼出来そうであった。遺産案件の調査や、離婚での証拠収集などで、勝ちに行くぞ!の際には力を発揮してくれるかな。
09年03月05日 15時34分00秒
Posted by: furihata
書類を広げて移動する関係上、グリーン車にも乗る事がある私だが、いつも思う事がある。携帯でデッキで話す方々が多いが、あれって車内に丸聞こえ。たまに同業者とおぼしき人がデッキで打ち合わせ電話をしてるが、車内の人も耳がダンボかも。本人はお澄まし顔でデッキから戻って席に着くのだが。フムフムああいう事件やってんのかぁとか、考えてしまう私である。
09年03月05日 15時32分46秒
Posted by: furihata
コンビニでレジ待ちをしていたのだが、私の前に並んでいたのが、南米系と思われる男性の外国人だった。レジの女性をいきなり日本語で怒鳴りつけたので、店内にいた人たちは私も含め、びっくりした。すかさずレジの店員は店長に変わったのだが、その店長にも怒鳴り始めた。しかも、わりとうまい日本語で。「ちゃんと客には釣銭を手で渡せ!」と。彼に対するサービスが悪い事に怒っているみたいだった。そんな事で怒鳴るのはどうかと思う反面、もしかしたら、日常で、彼は日本人に差別されて生活してきたのかもしれないな、と私はふと思った。労働基準法とはかけはなれた労働条件で働いているのかもしれない。話はそれるが、事務所の近くの某大手広告代理店の入っているビルでランチしたりすると、社員は皆、すごく若い。中年はほとんどいない。女性なんかは、家庭と両立するのが難しい労働状況なのかな。季節の変わり目、会社の異動もある季節。皆さんも、気分転換を見つけ、息抜きしながら、4月に臨んでほしい。自分でどうにもならなくなったら、しかるべき場所、カウンセリングや、法律相談などを利用してほしい。
09年03月05日 15時31分48秒
Posted by: furihata
離婚問題で悩む方達の法律相談をたくさんしてきたが、最近は携帯が発達してきたから、浮気調査の役に立っているみたいだ。いいのか悪いのか、証拠が残りやすい。GPS機能のついた携帯だと居場所がわかる。又、いくらメールでのやりとりを即削除しても、文字変換機能があるため、愛人の名前も、最初の一文字入れたらでてきてしまうとか。まぁ、メールで頻繁に名前を書いていた場合だが。それに出張中だと言って嘘ついて愛人と旅行に行ったとしても疑い深い伴侶なら、テレビ電話しろ、とか言われるかもしれない。離婚相談は、ある程度、自分がどうしたいか、腹を決めてからでないと、こちらも話しにくい。話しにくいという表現は語弊があるかな?こうなった場合、こういう手続きでああなった場合、こういう手続きで…と話すのもやむを得ないのだが、相談者がしっかりしてないと、混乱してしまう事もあるのだ。特に市区町村の無料法律相談だと時間も限られている。無駄な時間にならないよう、聞きたいポイントを箇条書きでもよいから書き留めておくといいと思う。
09年03月05日 15時30分45秒
Posted by: furihata
タクシーに乗り込んだら、運転手がマスクしていた。風邪かな?と尋ねたところ、即、「予防です!」と力強いお答が。くしゃみ撒き散らす人々もいるし、それは偉い!と感心した私は、運転手を褒め称えた。すると運転手が、実はね~…とこんな話しをしてくれた。「東京でも新宿池袋やらでも乗せたりするけど、霞が関や丸の内あたりで乗せるスーツの男が鼻くそほじり、助手席でポイ捨てするから汚くて困るんだよ。相乗りの助手席の奴がやるんだよ。不思議とヤクザさんとか、池袋新宿あたりのサラリーマンはあんまりそんな事しないよ。十中八九、エリートサラリーマンぽい連中なんだよ。だから、鼻くそほじった手で料金受け取るのも嫌だから、手袋も欠かせないんだよ。全く困ったもんでさ。最近は霞が関や丸の内あたりで相乗りは拒否してる位だよ。」うーむ、知らなかった。タクシーでそんな事する奴いるのか!その数日後、日比谷線にて寝てたらもうすぐ霞が関だと目を開けたら、斜め前の男性がちょうど鼻くそをほじった後でポイ捨て作業中だったのだ!私以外皆寝ていた。
寝ていて皆が見てない隙に…と思ったのだろう。私が霞が関で降りたらそやつも降り立った。タクシー運転手の話を思い出したよ。モラルは守ろうではないか!
09年03月05日 15時29分35秒
Posted by: furihata
帰宅中に東京駅に向かう途中、警官に連行される人を見た。かなり大きな声を出していたため、目立っていてこちらも気がついた。ホラ、皆がびっくりするから声はもっと小さくネ、と注意を受けながら連行されていた。数ヶ月前は銀座の路上で職務質問を受けているコワいお兄さんを見た。こちらもやはり声が大きい…。だからよーっ!○○って言ってんだろー!と、怒鳴っている。…よけいに目立っている。兄ちゃんの様子であっという間に人だかり。両者ともあんなに大きな声を出せるエネルギーあるのだから、何か、いい方向にエネルギーを使ってほしいものだ。
09年03月05日 15時28分35秒
Posted by: furihata
一年も持たずして、携帯が壊れた!仕方なく新しくしたのだが…。壊れたやつの前は五年位頑張ってくれたのになぁ。さて、新しいやつは、操作がさっぱり分からない…。よく皆さん、使いこなせるなぁ。小さい字だし、メニュー画面もなかなか敵は分かりにくいから、ちっとも出てこないじゃないか ー(怒)。しかし、基本操作は使えないと…。仕事に支障をきたすからな。うーむ、気を取り直して…。取扱い説明書を取り出すか。着信音を大にしたい。分厚すぎてどこにあるか分からん!またまた(怒)。家族に索引からページ探すよう指示を受けるも、索引の何の項かも分からない…。あー面倒だな!結局、家族の協力の下、一時間費やして基本操作を習得。オヤジには厳しい携帯だ!
09年03月05日 15時27分53秒
Posted by: furihata
モデルルームに行ってみた。場所にしては相場より高すぎる物件。設備も普通だった。何回もモデルルームには足を運ぶが、仕事ができる営業マンは皆何か共通している。決してゴリ押しをしたり、ガツガツしたところを見せないのだ。何時には帰りたいと初めに伝えたが、昨日は30分もオーバー。余計な話とか多かったし、あちらがゴリ押しムードで、イマイチ時間を気にしてない感じで家族が営業マンと話していたが、私はげんなりしていて、馴染みの不動産屋さんの顔が浮かんだ。彼ならもっとスマートにテキパキと、でも、ポイント押さえて話すに違いない、と。一生懸命やればいいというものでは営業は決してないと思う。これが分からないとデキる営業マンにはなれないだろう。二軒目の営業マンはなかなかデキる人だった。しかし、売れ残りに苦戦している様子ではあった。不動産は高い買い物。なかなか決断出来ない私である。あっ!このコラム読んで不動産営業きても困るな。家族が実権握ってますので私に営業かけても無駄であると補足しておこう。
09年03月05日 15時26分02秒
Posted by: furihata
家族の友人が、辻占いの研究をしているのだが、この度、ジャパンタイムスにより、その研究についてインタビューを受け、記事が掲載されたとの事。いやぁすごい。辻占いとは、フォーチュンクッキー。京都の煎餅やで売っている。煎餅の中に紙が入っており、紙にはおみくじが入っている。知らない方もたくさんいると思う。煎餅は昔食べたが、なかなか美味。伏見稲荷の近くにある。伏見稲荷さんといえば破産管財人を数々やった中で忘れられない事が。他の弁護士もこの経験あるのでは?工場がつぶれ、伏見稲荷さんのお社(こういう表現が正しいかは分からないが)、といっても小さくて冷蔵庫の上に乗るサイズだが、これをどう処理すべきか困った事が。破産者はいらないというので…。結局、破産者を説得して引き取ってもらった…。神様だから、やたらな事でバチ当たりな事をすると後がコワい私だ。結構小心者なのだ。
09年03月05日 15時25分02秒
Posted by: furihata
汗っかきな私は自宅(マンション)では今の季節も薄掛け布団一枚で寝ているのだ。が、さすがに最近は薄掛二枚にした。しかし、マンションはとにかく暖かい。外へ出てこんなに寒かったのかーと思う事も多々ある。ところで京浜東北線は何故大抵車内が寒いのだろうか?あれは夏は冷えすぎているし…。一方暑い系電車は京急。夏も外すと車内は暑いのだ。しかし、このコラム関東以外の方々も読んで下さっているんだよな。申し訳ない!分かりにくい話でした!
09年03月05日 14時01分31秒
Posted by: furihata
いやはや、今日も忙しく、昼飯を食べ損なりそうになった。事務所の近くの○○料理(何の料理か書くと店が分かってしまうためあえてこう表現!申し訳ない)の店は注文してからあっという間に料理が来るのだ。特に時間がない時で、でもコンビニ弁当食いたくねぇなぁって時はここに行く比率高し。美味しいし、安いのだ。しかしなぁ…。客の一挙手一投足見てるって感じでかなり落ち着かないのだ。店員は二人。私はランチタイムは自由業の特権で外していくため、空いた時間狙い。店員二人がよく気がつき、…というか気がつき過ぎ。先日も客がランチセットを注文していたら片方の店員が注文中にランチのサラダをもう手にして登場…。ちょっと皿が空きになると速攻下げられる。そんなに急いでどうすんだ?店は空いてんだろーと叫びたくなる私だ。かくいう私も仕事だとせっかちになる時もある。私の反面教師になる店かもな。
09年03月05日 13時59分51秒
Posted by: furihata
珈琲好きゆえふらっと珈琲専門店に入った。馴染みの客と話す店長は熱心に珈琲を引いていた。ガーガーと。なかなか美味な珈琲だったので店長に耳がいってしまったのだが…。店長はよく聞いてみると客が旅行に行こうとしている話しを全く聞いてないのだ。そして、自分の馴染みの金持ちなんだろな、という別の客が北海道に個人旅行に行ってすごい高かったらしい話を一方的にしている。カウンターにいた客はハワイに行こうとしているみたいでハワイの予定を話している…。北海道とハワイの互いの一方通行会話は続く…こんな我の強い店長だから、やけに美味な珈琲が入れられるのかもしれないな~。にしてもこの店長、家族だったら大変だろな。
09年03月05日 13時59分04秒
Posted by: furihata
今朝、エレベーターで出かける際、タヌキ!がエレベーターに乗っていた。しかもリール(綱)と首輪もご丁寧についているゾ。が、聞いてみたら、タヌキでなく、何とかかんとか舌噛みそうな名前テリアとかって説明して下さった。触らせてもらったら、ゴワゴワした毛だった…。振り返るとタヌキ犬も私と別れるのが辛い?のかつぶらな目をウルウルさせてこちらを見つめていた。うーん可愛いではないか!癒されるってこういう事なのかぁ。ちょっぴり犬を飼いたくなった私だが、よく考えると我が家には癒されるどころか疲労困憊の元凶つまりイタズラパワー全開の息子がいたのだ。橋下弁護士は子沢山らしいが、老齢家族なのでうちはこれで精一杯なのだ。あの先生は子育て、テレビ、政治と全開モードだから脱帽!私は本業一本で精一杯。不器用なんだよなー(07/12/21)。
09年03月05日 13時57分25秒
Posted by: furihata
朝、我が息子のウンチを処理して失敗!風呂場でチビ助のオムツを落とし、そこにチビの足が!彼は自分の不浄物を踏みつけてしまったのだ。何故か泣きわめかれた。自分のだけどやはり不快だったらしい。朝から運がついたので、こっちにも運がついてほしいものだが、現実はなかなか…。事務員と共に、相談に来た方の話に驚愕したり、こちらまで落ち込んだり…。仕事柄仕方ないのだが、楽しい話では法律事務所なんかくるわけないからな。せめて場だけでも明るく…と今年は事務所移転をしたのだが、これは大正解だった。日当たりがいいのだ!まぁ昼寝したくなる誘惑はある。頑張れ、俺!(07/12/10)
09年03月05日 13時55分37秒
Posted by: furihata
最近、子供がお腹ゆるゆるが続いていて大変であった。最初に行った近所の病院。抗生物質を出すけど、食事はいつも通りでいいです、との事。大食いな子供だが、薬飲んだら治って薬を止めた。途端に症状は戻った。で、またその病院に。じゃ、違う抗生物質にするから、との事。食事は普段通りで、とまた言われた。その通りにした。が、症状が悪化。仕方なく病院を変えた。今度は、厳しい食事制限になった。もっと悪化したら絶食だとの事。いやはや両極端過ぎ…。薬があわなかったのか、両院とも一向に回復せず。とうとうひと月経った。結局、総合病院に変えて、何とか回復。しかし、こうも診断が違うとは、小児科は難しい分野なのかもしれない。昨今なり手がいないのは、苦情が多くて拘束時間長い、報酬にかなり見合わないのかもしれない…。同じ専門職の立場としてやみくもにドクターを批判できない私である(07/8/10)。
09年03月05日 13時54分36秒
Posted by: furihata
物件探しで某会社の不動産営業マンと知り合った。あまり押しも強くなく、正直者な若者だったので気に入っていた。先日、家族が、彼そっくりな人物と電車で遭遇したらしい。視線を感じ、目をやると彼かもしれないそっくりな男性だったらしい。数日後、引き継ぎの挨拶というわけで、この会社の人間から電話があった。彼は辞めちゃったらしい。押しが強くない営業マンて、なかなかいないから貴重な存在だったので残念だ。押しをしてないようでさりげなく押す…これができるのが一流の営業マンのような気がする。彼も頑張ってほしい!
09年03月03日 15時23分19秒
Posted by: furihata
久々にユニクロに行った。以前と比べ肌着も質がよくなった感じだ。千円くらいで買えるし、これはいい!柳井さんも一時は野菜なんかも始めて手探り感もあったが、銀座にも出したし、頑張ってほしいものだ。事務所近くなので買い物しやすいし私である。スーツとかもやらないのかな。
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