このブログでも、幾度か書いているが、私は、弁護士になって以来、裁判は、非常に信頼のおけるものだと考えている。
だいたい、私が思い描いた判決になる。(だいたい、当初に徹底的に判例等を調べるから当然と言えば当然であるが。)
しかし、まれに、裁判官から、えっ?!と思うような判断を示されるときがある。
それはないでしょと思って、書面を出したら、ころっと判断が変わるときもあれば、
そのまま判決にいたる場合もある。
当然、それは違うでしょという結論の場合、控訴審でひっくり返ったり、勝訴的和解をするなどして、当初の予想の範囲内に
とどまることがほとんどである。
しかし、ここで思うのであるが、以上のようなことがあるのであれば、
私が、これは、負けますよと言って、受任しない事件も、一か八か
やってみたら、「えっ?!」と思うような判断をされて、勝つこともありうるということ。
今更ながら、そんなことを思った次第である。