もう7月のことになるが、ギャンブラーズアノニマスという組織の講演会?に呼ばれて参加した。
 会では、体験者の体験発表の後に、精神科医で小説家の帚木蓬生の講演ビデオが流されたが、これまでに聞いた講演の中で一番面白く、有益だったかも知れない。
 ギャンブル依存症の人たちをぼろくそに言うのだが、そこには愛情があって、どうして、自助グループが立ち直りに有益かがすごくよく分かる話だった。
 普通、ギャンブル依存症の人は、それまでに何度も家族等から責めたてられている。しかし、責められたのでは治っていない。何度も嘘をついては、ギャンブルをする。家族に大変迷惑をかけていることが分かっているけど辞められない。
 そういった人たちが、GAでは責められる訳でもなく、ギャンブル依存から立ち直ろうとしている人たちや、既にもう何年もギャンブルから離れている人たちの話を聞いて、ああ、自分もギャンブルを止められるかも知れないと感じることができる。
 一昨日の日曜日、高松GAの6周年記念のシンポで、講演していただいた大谷大学の滝口先生のお話の中で「地雷原を安全に歩こうと思えば、人の足跡にそって歩いて行けばいいんだ」というお言葉があったが、なるほどそのとおりだなと思った。

 高松GAの会の問い合わせ先:ga-happy-takamatsu@ezweb.ne.jp
                あんどうさんまで