2010年 10月の記事一覧

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10年10月30日 12時52分40秒
Posted by: kanemitsu
・・・多くの弁護士を知っている人に評価されること・・・
 私がラッキーだったことは、弁護士を沢山知っている人に評価されたこと。弁護士をたくさん知っている人は、基本的にいろんな人から弁護士を紹介してと言われる人です。ですから、そういう方たちから評価されると自ずと依頼は増えます。
 私がその人たちから言われたことは、①仕事が早い。②相談者を怒らない。③仕事
熱心というところでしょうか。
つづく
10年10月24日 23時23分00秒
Posted by: kanemitsu
 「自分が助けてあげたい依頼者からの仕事だけを受け、共感できない依頼者の仕事は受けないこと。」
 これは、結構大切だと思います。
 昔、何かの本で、「いい仕事をして流行る → 儲かる → 無理にもうける必要がない → 筋のいい事件しか受けない → 勝訴率が上がる → 評判が上がる → 儲かる 」という循環を書いていて、「なかなかこうはいかない」みたいなことを書いていたような覚えがあります。(その本を探したんだけど見当たりません、、)。
 しかし、私はそれはそう難しいこととは思いません。一歩一歩、着実に歩を進めていけば、どんどんこれに近づいてきます。もっとも、上記の循環で「筋のいい事件しか受けない」というところについて、私は「自分が助けてあげたい依頼者からの仕事だけを受け、共感できない依頼者の仕事は受けないこと。」と考えます。
 私は勝訴率が極めて高いと思いますが、それは本来、助けてあげなければならない人からの事件を受けているから。(いくら勝ちそうな事件でも悪者からは受けたくはありません。)
 よって、私の仕事は本来助けてあげないといけないということを裁判官に理解してもらって、それを法的に組み立てるということになります。
 弁護士として、駄目なのは、そういう事件を受けても、それを法律的に組み立てられないこと。
 もっとも、どうしても悪者につかざるを得ないときもあるでしょう。
 そういう場合には、悪者についた場合には、結果を正義に持って行ったらいいんです。そこを正義を見失って、悪者についても徹底的に相手を攻撃する弁護士もいます。しかし、そういう邪悪な方法で裁判で勝ってもどこかでバチが当たると思うんですよね。それに、そういう弁護士にはそういう人たちが集まってくるはずで、蟻地獄に入っていくような気がします。
 金を儲けるためには、そんなことを言っていられないという若手もいるでしょうが、信じてください。絶対、上記のようなやり方が結果的に吉と出ますから。

 
  
10年10月21日 22時36分00秒
Posted by: kanemitsu
3 細かい仕事をたくさん受けること
  弁護士になって数年は、あまり多くの着手金や報酬が期待できる仕事より、細かい事件を多数受けた方がいいでしょう。
 弁護士になると、経験が浅いうちであっても、○○会社の社長を紹介するよとか、善意でいろいろ言ってくれる人がいます。しかし、まだ、経験も無いうちに重大案件を自信をもって処理できるはずがありません。そういった重要案件は、ある程度の経験を有してからやるべきでしょう。そうしなければ、たくさんの着手金をもらったのに、底の浅い仕事しか出来ず、依頼者から、「●●弁護士に依頼したんだけど、全然駄目だった。」という評判を立てられるだけです。
 やはり、相談を受けたときに「この事件は、大体こうなりますよ。」とか「この事件はこういうところが問題ですが、それは、判例ではこうなってます。」とか、または、分からないことが分からないと堂々と言えるようになって初めて、それなりに大きな事件を受けるべきでしょう。
 また、細かい事件をたくさんすることのメリットもあります。
 仮に同じ時間の仕事量がかかるとすれば、1000万円の仕事を一つこなすより、100万円の仕事を10件こなす方が、それだけ助けた依頼者の数が増えます。
 そうすると、当然、口コミで宣伝してくれる数も増えるというものです。
10年10月20日 21時46分00秒
Posted by: kanemitsu
 とにかく仕事をたくさんこなすこと。
 たくさんの仕事をこなすと、当然ながら経験が増えます。やはり、本で勉強しているだけでは身につかず、経験して初めて身につきます。本では分からないことも多く分かってきます。また、助けた依頼者が多い分、宣伝してくれる方が増えるという効果もあります。
 この点、あるとき、うちのイソ弁と私の弁護士2年目の7月の仕事量を比較しました。
 私は、イソ弁と働いているフロアが違うため、イソ弁が普段どのような仕事ぶりなのかほとんど把握しておりません。ただ、いつも遅くまで仕事をしているので、ボス弁ながら大変だな~と思っておりました。
 しかし、あるとき、私のカレンダーが常に朝から晩までほぼ365日ぎっしりと予
定が詰まっているのに対し、イソ弁のスケジュール帳がガラガラであることを発見。
 そこで、イソ弁と私の弁護士2年目の7月の仕事量を比較したところ、私が月に18件の裁判が入っており、破産の債務者審尋、債権者集会が4件、依頼者や相談者の来所が31件であったのに対し、イソ弁は、裁判10件、債務者審尋や債権者集会0件、依頼者等の来所5件。これはさすがに差がありすぎでしょう。
 事件のポイントを早期に把握して処理する仕事の速さも大切です。
10年10月19日 11時36分50秒
Posted by: kanemitsu
 以前お約束した流行る法律事務所になる方法の第1を以下に記します。
 成功の秘訣はいくつかありますが、一番の秘訣は、とにかく、一所懸命仕事をすること。そして、いったん、仕事を引き受けた以上、ゆめゆめ、自分の努力不足で裁判に負けたなどということがないよう、勉強、研究、文献、判例等の調査することです。
 もともと、私は営業活動のようなものに自信がなかったため、とにかく、一所懸命に仕事をして、依頼者に喜んでもらうことを最優先にしてきました。
 その結果、依頼者が、口コミでどんどん宣伝してくれるようになりました。(この点、最近、タウンページやインターネットを初めとする広告媒体で集めた依頼者がほとんどという事務所が多いようですが、それでは、より広告が上手な事務所が出てきたら、そちらの事務所に客を奪われるだけで、経営基盤は脆弱です。)
 決して、成功の早道はありません。一歩一歩着実に歩んでいくことです。

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