口臭が「うんち 臭い」、「おなら 臭い」方は、
以下のような原因が考えられるようです。

以下、大船駅北口歯科のウェブサイトより

腸内の嫌気性菌によって作られるガスは、
「おなら」として出ると同時に
血液に含まれ、
肺におけるガス交換を通じて、呼気から出ます。

そのため、腸内の状況(調子)により
呼気からの
「うんち 臭」、
「おなら 臭」
がするのです。

呼気からの「うんち 臭」、「おなら 臭」がある方は、
口臭検査(口臭測定)により
水素ガス や メタンガス の濃度が高い場合があることが さまざまな報告により分かっています。

水素ガス や メタンガス の濃度が高いということは、
どのような意味をあらわしているのでしょうか?
呼気からの「うんち 臭」、「おなら 臭」と どのような関連があるのでしょうか?

腸管において糖質が分解されると水素ガスが発生します。
このうちの約12パーセントが血液に吸収され、
これが呼気として出てきます。

また、腸管内で産生された水素ガス や 二酸化炭素ガス などは、
腸管内の嫌気性菌によって分解され、メタンガスを作ります。
これも血液に溶け込み、呼気に出てきます。
(メタンガスが多く検出される場合には、呼気中の水素ガス濃度は低下してきます)

先に口臭検査(口臭測定)により
水素ガス や メタンガス の濃度が高い場合があることを説明しました。
これは、腸内の環境をあらわしているのです。

つまり、腸内の状況が悪くなると
腸管の活動の低下が起こったり、
腸内細菌の変化が起こり
そうしたことで 呼気からの
「うんち 臭」、
「おなら 臭」
が起っている可能性が高いと考えられるのです。

腸内活動の低下 や 腸内細菌の変化は、ストレスによることも多く、
対処方法として、生活習慣の改善
(ストレスを溜めない生活 や 十分な睡眠、適度な運動、正しい食生活、朝昼逆転の生活スタイルをしない…等)により改善されることも多く認められます。

上記の中で「食生活」についてもう少し解説します。
「おならの臭い」はガスの種類によっても変わります。
豆類 や イモ類 などが消化された時にできる発酵型のガスと、
肉 や 卵 などの動物性たんぱく質が消化されることで発生する腐敗型のガスがあります。

臭いとして問題となるのは、腐敗型のガスです。

そのため、肉食生活を改善することが重要です。

ただし、玉ネギ や ニンニクといった、硫黄分の多い食物でも おならの臭いは強くなりますので、注意が必要です。

また、水素ガス や メタンガス の濃度が高い場合、
腸内の異常発酵、
過敏性大腸炎、
慢性便秘、
潰瘍性大腸炎、
等の病気と相関性を持っていることが知られています。