田勢康弘の週刊ニュース新書を見ました。
 福島県楢葉町の町長が天の声で同族企業へ公共事業を落札させているとの話。本来、農地転用には県や国の許可が必要であるところ、公共事業ならそれが不要なことを悪用し、優良な農地を潰し、同族企業に工事を落札させているとのこと。落札率は100%だったりする。
 どうも、小さい自治体ほど、こういった自治体の不正が目立つような気がする。
 私が現在、担当しているとある公社の不正(当時のトップらの刑事裁判、民事裁判が進行中)も、市町村合併を期に表面化している。
 市町村合併にはデメリットもあるが、このような事件を見る度に、膿を出すためには、合併も必要だと感じる。
 マスコミも、普段はほとんど国政のことばかり報道するので、自治体の不正についてはあまりチェック機能が働いていない。上記事件もオンブズマンが見付けたみたいだったが、オンブズマンだけが頼りというのが情けない。
 もっとも、この問題も有権者がまっとうな人間を首長に選び出す責任を放棄しているところに原因があるのであるが、、。