先日、警視庁と坂出警察署にファクタリング業者を告訴しました。

ファクタリングは主に、企業が有している売掛債務をファクタリングサービス会社に売却し、手数料を差し引かれた金額を受け取るものです。手形の割引のようなものです。銀行による融資とは違って担保の提供も必要なく、売掛先の信用力が審査対象となるため、中小企業でも審査に通りやすいというメリットがあります。

しかし、このファクタリングでは不正が横行しています。

一般に金銭の貸付けを行う者が業として年百109.5%を超える金利の契約をしたときは、10年以下の懲役若しくは3000万円以下の罰金又はその併科となります。

しかるに、こうしたファクタリング業者は貸金ではなく、債権買取りであるとして、毎月、ファクタリングを繰り返し、年に330%もの法外な利息を徴求しているケースがままあります。

それで、逮捕されているケースもありますが、うまいこと言い逃れをして、貸金ではないと主張している業者が多いのです。

その実体は、このサイト(https://www.carinavi.org/)にまとまっています。

要は、来月末に100万円入るから、それを担保に金を貸してと言って、業者から70万円を借ります。

そして、その入った100万円をそのまま業者に支払います。

当然、資金繰りに困った借主はまた、来月の入金を担保に70万円を借ります。

そして、その入金をそのまま貸し主に返して、また、来月の入金を担保に70万円を借ります。

そうした行為を繰り返すのです。この取引では、年利は360%となります。

しかし、形式上は債権売買になっていますから、貸主は堂々としているのです。

しかし、その契約書はほとんど譲渡担保契約に他なりません。

おそらく、この業者の口座を調べれば、私の依頼者と同じようなスタイルでジャンプ地獄に陥っている業者とばかり付き合っているように推測されます。

もし、悪質なファクタリング業者に困っている方がいらっしゃれば、是非とも、集団で告訴したいと思いますので、ご連絡をお待ちしております!