昨晩、札幌弁護士会で、弁護士任官を推進する会内行事がありました。
 何を隠そう、不肖私自身がプロデューサー役を務め、弁護士から裁判官に転身されて、現在は札幌地・家裁に勤務されている男女2人の裁判官と、非常勤裁判官(民事・家事調停官)として週に1日だけ札幌家・簡裁に勤務されている男女5名の弁護士をゲストに迎えました。
 第1部は、「裁判官になってみたら」と題して、司会者から2人の裁判官にインタビューする形式で、弁護士任官を志願した動機、選考手続から最高裁の内定通知を経て実際に任官するまでのよもやま話、裁判官としてのやり甲斐、裁判所内での弁護士任官者の立ち位置、もし今から弁護士に戻ったら・・・などなど、普段は聞けないような興味深いお話をたっぷり披露していただきました。
 中でも、至極名言だと思ったのは、「裁判官になって、両当事者の主張・立証を見ていると、まるで”天井から麻雀を見ているよう”だ」,「あぁ、そんな手打っちゃダメでしょう、と言いたくても、立場上言えない(笑)」というくだりでした。