このたび、札幌弁護士会HP上に、司法修習生の給費制廃止問題に関する専用ページが解説されました。

上田文雄札幌市長と、房川樹芳札幌弁護士会会長との対談(これは8月15日付北海道新聞朝刊紙上にも全面広告として掲載)を動画に収めているほか、そもそも司法修習生の給費制って何か、弁護士や裁判官、検察官といった法律家(法曹有資格者)はどうやって養成されるのか、給費制が廃止されたらどうなるのか、市民にとってどういう影響が出るのかについて、わかりやすく解説されています。

8月27日(金)の夜、札幌駅北口前のエルプラザにて開催される予定の市民集会の広報ページもあります。

私がここで下手な解説をするより、ずっと優れものなので、ぜひご一読ください。

また、この問題で全国的に運動を展開している若手法律家(やその卵=司法修習生、ロースクール生)らの共同体「ビギナーズ・ネット」のHPや、Twitterもお勧めです。

それにしても、最高裁判所のHPでは、今秋に採用される新64期司法修習生向けに「司法修習生の修習資金の貸与等について」なるページを設けているけれど、そこに掲載された保証委託書などの書式によれば、な、何と、最高裁の指定する保証委託先は信販会社のオリコ(㈱オリエント・コーポレーション)ですと。

要は、1年間の修習期間を無収入では持ちこたえられない"貧乏人"で、身内を2人保証人に立てることもできない修習生は、オリコを保証人にしろ、そして、たとえ弁護士になっても、貸付を受けた修習資金を完済するまでは、オリコを相手にする訴訟代理人にはなるなよ、ということですかいな?!

あまりにばかげていて、コメントする気にもなれません・・・。