子どもの非行に悩む親たちの会-香川パドレス
投稿日:2010年03月05日金曜日 18時56分27秒
投稿者:あかり総合法律事務所 カテゴリー: 少年非行
安西です。
1年くらい前から、子どもの非行に悩む親たちが集う会-
香川パドレスの会に参加させてもらっています。
http://kagawa-padres.cocolog-nifty.com/blog/
ここでは、子どもの非行に悩む親たちが集まり、
それぞれの体験談を話しながら、
お互いに支えあう活動を続けています。
私は、弁護士として、話の中で法律的な問題点が出てきたときに
アドバイスする役をささやかながらいただいています。
私は、非行少年の付添人を多く担当してきましたが、
(家庭裁判所の審判で少年につく弁護士を付添人と言います)
親が子どもにどういう態度で接するかによって、
子どもの非行のようすは変わってくると感じています。
親が子どもの非行をとめようとして必死になり、
全力で向き合おうとしているときは、
たとえ子どもが一時期は非行に走ったとしても、
いつかは戻ってくるのではないでしょうか。
そういう親の子は、
こんなことをしたら親に迷惑がかかる、
こんなことをして親を悲しませるわけにいかない、
と、どこかで考えています。
親から愛された経験を持つ子は、
被害者への共感を失っていません。
こんなことまでしたらひどいんじゃないか、
被害者の人に気の毒なんじゃないか、と気づきます。どこかで歯止めがかかるはずです。
だから、重大な事件にまで踏み外すことは少ないはずです。
ここに来られている親御さんたちは、
皆さんが苦しんでいます。悩みは深いです。
でも、ここに来ようとしているという時点で、
子どもにとっては救いになっているのではないだろうか、
という気がしています。
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