2009年 9月の記事一覧

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09年09月17日 22時47分47秒
Posted by: kanemitsu
 私は弁護士と医者はとてもよく似ていると思うが、日々の弁護士業務を通じて、医師の能力と情熱の格差をとても実感する。
 しかし、同様に、弁護士の実力差もはなはだしいものがある。
 悲しい限りである(T_T)
 
 
09年09月13日 23時29分19秒
Posted by: kanemitsu
 最近、本当に過払い案件に関するテレビコマーシャルやラジオコマーシャルがすさまじい。
 東京や大阪で事件を受けて、香川の依頼者が香川県でしか裁判を起こせない場合、彼らはどうするんだろうか?香川で裁判を起こすんだろうか?裁判をしたくないから、低額で和解をしたりしないんだろうか?また、あまりに相談が多すぎて、手を抜くこともあるのではないんだろうか?
 当事務所にも6人の弁護士がいるが、当事務所でもみんな大忙しなのに、あれだけ宣伝すればめちゃくちゃな数の弁護士が必要なはずである。どれだけの数が揃っているんだろうか?判例等をよく勉強して、裁判で争うべきはちゃんと争えているんだろうか?

 私は弁護士になってこの方、いい仕事をすることが最大の宣伝と考えて一所懸命に仕事をしてきた。その結果、口コミで、依頼者は増えつづけ、当事務所は四国では最大の事務所になった。(日曜日の夜の今も仕事に追われている、、、(T_T)。)
 しかし、あれだけ宣伝されると消費者としては、その事務所がいいのかと思うだろう。
 今後、過払いに限らず、弁護士業界も宣伝合戦になるんだろうか?依頼者から受け取った貴重な報酬が宣伝に消えていく。だから、勢い効率的に金を儲けようとする。
そうなると手抜きをしようとする輩も当然出てくるであろう。
 宣伝解禁の際には、日弁連でも多くの議論があったが、再度、議論し直してもいいのではないだろうか。
 弁護士はやはり、いい仕事をして口コミで客を集めるように努力すべきである。
09年09月13日 17時25分44秒
Posted by: kanemitsu
 昨日、徳島市で開かれた「生活を破壊しない金利水準を目指して」と題するシンポジウム(徳島県、徳島弁護士会、全国クレジット・サラ金問題対策協議会等が共催)に出席してきた。(↓↓↓は、挨拶をしてくれた後藤田正純議員)
後藤田正純.JPG

 本当に、借金というのは恐い。今の激変の時代、借金をしても返せる必然性は少ない。
 また、高金利というのは、持てる者が持てない者から収奪するもっとも簡単な方法。金利規制反対派は、危ない客には高金利を徴求しないといけないというが、昔、商工ローンは、40.004%に近い金利を徴求していた。今でも、29.2%という金利が許されている。

 しかし、銀行等から借りられない客がどうやってそんな金利が返せるだろう。
 1000万円借りていたら、年間292万円を払っても元金は全く減らない計算である。
 こういった高金利だと、借主は、結局、返せなくて破産するか、保証人が犠牲になって払うかしかないのが実際である。
 我々弁護士は何度も何度もそういう人たちを目の当たりにしてきた。弁護士事務所にたどり着くまでに、周りの多くの人を保証人にして、もうどうやっても借りられなくなった状態になって来られる。もっと早くに来てくれれば、もっといい解決ができたのに、、、と思うことがしょっちゅうである。
 弁護士は医者と同じである。何の相談でもそうだが、早期発見、早期治療が一番である。
 
09年09月04日 21時06分00秒
Posted by: kanemitsu
 先日、おばあちゃんと40代の男性からの相談を受けていた。
 1時間あまりの相談が終わった後、おばあちゃんが「先生の頭凄いな~!」と。
 一瞬、天然モヒカンの私の禿げ頭のことかと思ったが、「さっきから聞いとったら、先生の頭の回転、すごい早いな~!!!」と連発してくれた。
 ありがとうございます<(_ _)>。
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