2016年 5月の記事一覧

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16年05月11日 10時50分38秒
Posted by: kanemitsu
裁判所は、文書提出命令の発令には、極めて消極的な印象を受ける。
私などは、裁判で訴訟詐欺に関与することは、絶対に嫌なので、
というか、嘘に手を染めるのは絶対に嫌なので、
正々堂々と戦いたいと思い、相手方から出せと言われるものを特段の理由も無く
隠すのは嫌である。
しかし、基本的に、文書を出すのを嫌がる代理人が非常に多いし、裁判所も文書提出命令に極めて消極的な印象を受ける。

基本的に、私の姿勢でこれまで裁判をやっても、勝率は非常にいいし、不正に手を染めないため、
依頼者もしっかりした人が多く、依頼者からの信頼も厚くなると私は思っている。
(変なことをしないから、事務所もここまで大きくなったのだと思っている。)

アメリカでは、ディスカバリー制度によって、大量の証拠開示がなされるようであるが、
日本はどうして、こうも真相解明に裁判所が消極的なのかが気になるところである。

16年05月10日 21時00分46秒
Posted by: kanemitsu
このブログでも何度も説明しているが、裁判というのは、案外、ちゃんとしたものである。
というのが、弁護士になる前には、あまり裁判というものに信頼を置いていなかったが、
いざ、自分がかかわってみると、多くの判決が合理的な結論となっている。
(もちろん、例外はある。)
ただ、言えることは、真実を言っている人が100%勝つとは言えないということ。
嘘ばかりを言う人間に裁判官が惑わされることはある。
そういうときには、その嘘を暴くために、我々弁護士と依頼者が、一丸となって
一生懸命頑張るしかない。
結果として、嘘がそのまま通って悔しい思いをした判決は、弁護士を20年近くやってきたが、ほんの少ししかない。
(初めて悔しい思いをしたのは、vs貸金業者とvs銀行の判決だった。金貸しは、金を貸すときに自分に有利な証拠をいくらでも作れるからね、、。)
ただ、その過程が本当に大変である。

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