リース契約は注意が必要!
最近、広告や営業をすることがなかなか難しい個人事業主に対して、
「HPを作成すれば、広告効果がありますよ」
などと勧誘(営業)をして、
高額なHP作成支援ソフトのリース契約を結ばせるという事例が見受けられるようになりました。
リース契約は、税法上のメリットがあることや、使用物品の購入額を一度に用意しなくていいことから、広く普及しています。
ただ、リース契約は、いったん契約をすると解約できないとか、
解約するためにはリース料の全額を一度に支払わなければならないとか、
契約内容が消費者側に厳しい内容になっていることがあり、注意が必要です。
このとき、個人名義での契約であれば、
割賦販売法や消費者契約法を活用することで、使用した分のリース料以外は支払わないという形で
解約できることが少なくないです。
しかし、
個人事業主名義であったり、法人名義であったりした場合は、
割賦販売法や消費者契約法を使うことができないので、
リース契約を解約することには相当困難になります。
冒頭の事例は、業者が個人事業主名義ならリース契約を解約しにくい、
というところに目をつけた、と言っていいでしょう。
リース契約にはメリット・デメリットがあります。
リース契約を結ばれる際は、じっくり考えてから契約してください。
その際に、弁護士や司法書士と言った法律関係の人にアドバイスを仰ぐのもいいかもしれません。
なお、上述のほかに、最近ネット関係で以下のような被害情報が出ております。
参考にしてください。
http://www.metro.tokyo.jp:80/INET/OSHIRASE/2009/02/20j25400.htm
弁護士 西塚 直之