2010年 3月の記事一覧

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10年03月31日 12時18分53秒
Posted by: akari
あかり総合法律事務所のホームページができました。
http://akari-law.jp/index.html

法律事務所のホームページは、わりとモノトーン系のものが
多いように思います。

あかり総合法律事務所は、もう少し柔らかいイメージで、
親しみやすいものにしたかったので、
緑を基調にしてみました。
まだ、十分な内容ではないところもありますが、
これから充実させていくつもりです。

よろしくお願いいたします。
10年03月23日 17時39分21秒
Posted by: akari

安西です。

私も山口も,小豆島の寒霞渓の下に造られようとしている,
新内海ダムの建設に反対する住民の方々の代理人として,
この工事を止める ための弁護団で活動しています。

その弁護団のホームページとブログができました。

新内海ダム対策弁護団ホームページ

新内海ダム対策弁護団ブログ

ダムに関する政治情勢はなかなか厳しくなってきています。
新内海ダムに反対している人々にとっては良くないニュースが続きました。

しかし,なぜダムの見直しができないのでしょうか。
このご時世,効果があるかどうか議論があるものに,
県単位で数百億もかける余裕 はとてもないと思うのですが・・・
その分福祉に回してくれればいいのに。

弁護団の詳しい主張はぜひホームページをご覧ください。

10年03月12日 23時39分08秒
Posted by: akari

安西です。

すったもんだの末に,結局は朝鮮学校も認められそうだと思っていたら,
4月は見送りになってしまいました・・・

国家間にはいろいろな思惑があるでしょう。
しかし,それを日本に住んでいる子どもたちに背負わせるべきではないと思います。
国としてそれくらいの器量は見せてほしいです。

子どもの問題に関わる多くの弁護士たちの間では,
このことは大きな問題としてとらえられています。
有志の弁護士たちで総理大臣宛に意見書を出しました。
私もその一人に名前を連ねています。
この意見は間違っていないと思っています。
---------
 私たちは在日外国人の人権問題にかかわっている弁護士で,現在,朝鮮学校の保護者より「高校無償化」制度の問題などで相談を受けています。
 本年1月 29日,「高校無償化」法案が本年4月からの実施に向け,今国会に上程することが閣議決定されました。「高校無償化」制度の対象としては新政権発足当初よ り各種学校である外国人学校についてもその範囲に含むことが念頭におかれ,昨秋,文部科学省が財務省に提出した概算要求でも朝鮮学校等の外国人学校を含め て試算されていました。
 しかしながら,新聞各紙では,「中井拉致問題担当相が,4月から実施予定の高校無償化に関し,在日朝鮮人の子女が学ぶ朝鮮 学校を対象から外すよう川端達夫文部科学相に要請,川端氏ら文科省の政務三役が検討に入った。(2月21日)」「鳩山首相は25日,高校無償化で,中井洽 拉問題致担当相が朝鮮学校を対象から外すよう求めていることについて『ひとつの案だ。そういう方向性になりそうだと聞いている』と述べ,除外する方向で最 終調整していることを明らかにした。(2月26日)」と報道されています。
 私たちは,1998年2月及び2008年3月の日本弁護士連合会の勧告書の指摘しているとおり,子どもの権利条約,人種差別撤廃条約及び国際人権規約などの国際条約はもとより,憲法第26条1項(教育を受ける権利)および憲 法第14条1項(平等権)の各規定の解釈から,朝鮮学校に通う外国籍の子どもにも学習権(普通教育を受ける権利及びマイノリティ教育を受ける権利)が保障 されており,朝鮮学校に対し,日本の私立学校あるいは他の外国人学校と比べて差別的な取扱いを行うことは,朝鮮学校に通う子ども達に対する重大な人権侵害にあたるものと考えます。
 日本のほぼすべての大学が朝鮮高級学校卒業生の受験資格を認めており,実際に,東大や京大をはじめとする多くの国公立 や有名私立大学に現役で進学している事実や,今年度の全国高校ラグビー選手権大会で大阪朝鮮高級学校が全国3位の快挙を成し遂げたことなどからも,朝鮮高 級学校(高等学校相当課程)は,学校教育法第1条が定める日本の高等学校(以下「1条校」という)と比べても遜色ない教育課程を有していることは明らかで あり,朝鮮学校をはじめとする外国人学校を差別なく,当然「高校無償化」制度の対象に含むべきです。
そもそも,「高校無償化」制度の趣旨は,家庭 の状況にかかわらず,全ての意志のある高校生等が安心して勉学に打ち込める社会を築くこと,そのために家庭の教育費負担を軽減し,子どもの教育の機会均等 を確保するところにあります。事務処理上の便宜上,学校設置者が代理人として就学支援金を受領する間接給付方式をとるものの,就学支援金の直接の利益享受 主体は,授業料が軽減される子どもとその家庭です。
 かかる制度趣旨からすると,1条校と区別することは勿論,各種学校である他の外国人学校とも区別して,朝鮮学校を「高校無償化」制度の対象から除外する取り扱いには,多くの法的問題点があると言わざるを得ません。
国連人種差別撤廃委員会が 9年ぶりに行っている対日審査会合でも25日,「鳩山政権の高校無償化法案で朝鮮学校の除外が検討されていることについて,委員から,人権保護などの点か ら問題があるのではないか,などと懸念する意見が出た。」(2月26日)と報道されています。
 21世紀を生きる子どもたちの未来が「政治情勢」や 「外交上の配慮」によって左右されることがあってはならないことは言うまでもありません。外国籍の子も含めて学習権を保障することは,民主党がめざす教育 政策の基本でもあります。全国の朝鮮高級学校には,「朝鮮」籍の生徒だけでなく,「韓国」籍や日本国籍を有する生徒も約半数在籍していると聞いております が,朝鮮学校に通う生徒を含めたすべての子どもたちの学習権が等しく保障される制度実現のためご尽力くださるよう,強くご意見申し上げる次第です。

10年03月09日 10時43分50秒
Posted by: akari

安西です。

香川でも、NA(ナルコティクス・アノニマス)のミーティングが始まります。

(NAのサイトhttp://najapan.org/new_najapan/index.html

香川も薬物依存症の問題は深刻です。
援助を必要とする依存症の当事者の方、家族の方は多いはず。
地元でNAのミーティングが始まることで、
回復につながる人たちが増えるといいですね。

案内チラシから引用します。
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 NA(ナルコティクス アノニマス)は、薬物によって大きな問題を抱えた男女の仲間 の非営利的な集まりです。特定の団体(病院、警察、行政、宗教など)とは何の関係もありません。私たちは、自分たちの献金だけでグループを運営していま す。ミーティングを通して経験や希望を分かち合い、薬物を使わないで生きるために定期的に仲間と会うことによって回復している薬物依存者です。NA(ナル コティクス アノニマス)は、入会金も月謝もいりません。メンバーになるために要求されることは薬物を止めたいという願望だけなのです。
 私たちは、ただ自分のことをミーティングで話し、そして仲間の話を聞くだけのグループです。私たちは一人では薬物を止めることはできませんでしたが、同じ依存症の仲間と出会い、新しい生き方と出会いました。この問題に取り組めるのは自分自身だけなのです。
 NAのミーティングに参加する事に何の心配もいりません。あなたもNAで解決の糸口が見いだせると思います。勇気を出してNAに参加してみてください。同じ悩みを持つ仲間が待っています。

毎月最終日曜日 19:00~20:00
カトリック桜町教会 高松市桜町1丁目8-9
地図(Yahoo)

インフォメーション
090-3322-3543(ベンツまで)

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10年03月09日 09時22分57秒
Posted by: akari
山口です。

みなさん多重債務という言葉をご存じでしょうか?
簡単に言えば借金を返せなくなって困っている状態をいいます。

消費者金融(いわゆるサラ金)が10年ほど前から
テレビに大々的にコマーシャルを打つようになり,
消費者金融に対する心理的抵抗が下がり,借りやすい雰囲気が作られました。
私などは歳のせいもありますが,祖母などに「サラ金からは借りるな!」などと
学生のころから口を酸っぱくしていわれ,借りたら終わりというイメージがありました。

皆さんはこのような借金の問題をどのように思われるでしょうか?
一時流行っていた言葉(今も?)に倣えば,借り主の「自己責任」なのだから,
一生返し続けるべきだと思われるでしょうか?

確かに,「自己責任」という言葉は事態の反面を言い当てています。
自らの収入予測と支払い予測が甘かったというのは否定できない事実です。
しかしながら,多重債務の問題の深刻さは「自己責任」という言葉で
言い尽くせるものではありません。

多重債務の問題は,「死に至る病」です。
それは,大げさではなく,生命に関わる問題なのです。
弁護士をやっていれば,借金が原因思われる自殺,
その遺族からの相談に必ず遭遇します。
借金で自殺するということは,そう遠い話ではないのです。

「自己責任」という言葉を振りかざして本人を責めることは簡単です。
しかし,必要なことは,多重債務という「死に至る病」から本人の生命を守る
治療とその回復を支える援助なのです。
多重債務を「死に至る病」にたとえましたが,
私は多重債務はガンと同じだと考えています。

ガンになる原因には,たばこ,飲酒,運動不足,不摂生な生活等々,
いろいろあるでしょう。この意味では「自己責任」という側面もあります。
しかし,「自己責任」であろうがなかろうが,医者はガンから
本人の命を守るために全力で治療し,その回復を援助します。
医師がガンに向き合うがごとく,弁護士も多重債務というガンから
本人の命を守るために全力で治療し,その回復を援助するのです。
尊敬する弁護士の言葉を借りれば,弁護士の仕事は,
本人を守ること,そして,本人の回復を援助することにこそあるのです。

自己責任という言葉は借金を原因として本人が死を選ぶことも正当化します
(本人がそれを選んだんだから,本人の責任でしょ?という論理)。
私は特別,博愛主義者ではありませんが,そんな私であっても,
人の命はそんなに軽いものではないと思います。
自己責任という考え・言葉よりも人の生命の方が重いものであるとするならば,
自己責任という言葉で本人を責めるよりも,本人の生命を守ること,
その回復を援助することこそ問われなければならないはずです。

これを読まれている方の中にも,多重債務の問題に
困っている方もいらっしゃることでしょう。
あなたの友人に多重債務の問題を抱えている方がいるかもしれません。
必ず弁護士に相談にしてください。
ここ数年で多くの弁護士が多重債務の問題に取り組むようになりました。
ですので,必ず,弁護士につないでください。

自己責任という言葉で本人を追い詰めることは簡単です。
ただ大事なことは,人が生きているという事実です。
この事実の方が圧倒的に重いのです。
我々はこのような気持ちで,多重債務の問題に日々取り組んでいるのです。
10年03月07日 20時57分08秒
Posted by: akari
安西です。

今日は、香川ダルク設立準備会がうちの事務所でありました。

ダルクとは、覚醒剤やシンナー、睡眠薬などの薬物の依存症から
回復するための民間のリハビリテーションセンターです。
ここの特徴は、スタッフ全員が、もとは自分も薬物を使っていて
今はやめている人であるということです。

(参考までに、大分ダルクのページのリンクです。)
http://park.geocities.jp/oitadarc/


今まで香川にはダルクがなかったので、
香川の薬物依存症の人は、いくべき施設が病院以外になかったんですよね。
地元にダルクができれば、香川の人も薬物依存から回復するきっかけが
身近になってきます。

この先、困難なことがいっぱいありそうですが、
早く設立できるようにがんばらないと。




10年03月05日 18時56分27秒
Posted by: akari

安西です。

1年くらい前から、子どもの非行に悩む親たちが集う会-
香川パドレスの会に参加させてもらっています。
http://kagawa-padres.cocolog-nifty.com/blog/

ここでは、子どもの非行に悩む親たちが集まり、
それぞれの体験談を話しながら、
お互いに支えあう活動を続けています。
私は、弁護士として、話の中で法律的な問題点が出てきたときに
アドバイスする役をささやかながらいただいています。

私は、非行少年の付添人を多く担当してきましたが、
(家庭裁判所の審判で少年につく弁護士を付添人と言います)
親が子どもにどういう態度で接するかによって、
子どもの非行のようすは変わってくると感じています。

親が子どもの非行をとめようとして必死になり、
全力で向き合おうとしているときは、
たとえ子どもが一時期は非行に走ったとしても、
いつかは戻ってくるのではないでしょうか。

そういう親の子は、
こんなことをしたら親に迷惑がかかる、
こんなことをして親を悲しませるわけにいかない、
と、どこかで考えています。


親から愛された経験を持つ子は、
被害者への共感を失っていません。
こんなことまでしたらひどいんじゃないか、
被害者の人に気の毒なんじゃないか、と気づきます。どこかで歯止めがかかるはずです。
だから、重大な事件にまで踏み外すことは少ないはずです。

ここに来られている親御さんたちは、
皆さんが苦しんでいます。悩みは深いです。
でも、ここに来ようとしているという時点で、
子どもにとっては救いになっているのではないだろうか、
という気がしています。

10年03月04日 22時22分14秒
Posted by: akari
はじめまして。

香川県高松市で法律事務所を開いている、安西敦・山口剛史です。

この事務所は2009年10月にオープンしました。
その前は、二人とも、法テラスのスタッフ弁護士として仕事をしてきました。

私たちは、スタッフ弁護士として市民の方々に接する中で、
トラブルに見舞われているのに弁護士のところへ辿り着けずに
苦しんでいた人たちにたくさん出会ってきました。
そんな人たちが一人でも少なくなるようにしたいと考えています。

あまねく全国を法による光で照らしていくというのが
法テラスの役割であったわけですが、今後は、私たちが
スタッフ弁護士をしていた間にその光をあてられなかったところにも
さらにあかりを灯していきたい、そんな思いを込めて
「あかり総合法律事務所」と名付けました。

市民の方々にとって身近な存在になりたいと思っています。

〒760-0050
香川県高松市亀井町8-11 B-Z高松プライムビル3F
あかり総合法律事務所
akarisogo-info@honey.ocn.ne.jp
TEL:087-813-1061
FAX:087-833-1321
弁護士安西敦・山口剛史

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