安倍晋三首相と閣僚らが2月15日、保有資産を公開した。配偶者ら家族分を含めた総資産の平均は1億193万円で野田内閣の5067万円から倍増したとしている。しかし、今の閣僚資産の公開は極めていい加減。
 だって、石原伸晃氏の自宅の土地は杉並区高井戸東にあって、60坪弱で545万円。それ、安すぎでしょ!!!(他にも岸田外相の渋谷区神宮前の384平米の土地が181万円とか明らかにおかしい。)
 どうして、こうなるかというと、評価を固定資産課税標準でしているから。
 だって、通常、固定資産評価額は、時価の7割とされているところ、課税標準額は、200平米以下の小規模住宅用地の場合、固定資産税評価額の6分の1に過ぎない(それを越える広さの住宅用地は3分の1)
 以上からすると石原氏の自宅の土地の本当の評価は545万円×6÷0.7=4671万円あまりになる。
 他にも、株、ゴルフクラブの会員権等はいくらもっていても総資産額には計上されない仕組みらしい。
 政治家はほんといい加減だね。公開するなら公開するで、ちゃんと実態を反映したものにしてもらいたい。