都会の弁護士と裁判をしているときに不思議に思うことがある。
 裁判所が遠隔地である場合、証人尋問など一定の場合を除き、裁判は電話会議で行うことができる。だから、私は他県で裁判をするときは、極力、電話会議にしてもらう。
 これには、二つの理由がある。一つ目は、忙しすぎて移動時間がもったいないこと。
 もう一つは、弁護士費用の問題である。弁護士が移動すれば、だいたい、半日(4時間未満)で3~5万円、4時間を超えると5~10万円の日当が発生する。航空券等の実費とは別である。
 香川のような地方では、これは大金である。よって、おいそれと請求することはできない。なるべく回数を減らそうとする。依頼者の経済的負担をなるべく軽くしようとするのは当然のことである。
 それに、電話会議であろうが、実際に裁判所に行こうが効果は同じ。
 しかし、ほぼ、毎回遠くから来る弁護士も多い。10回来れば100万円。二人で来れば200万円である。(実際、どれだけもらっているのか分からないが、、。)
 我々としては、この先生忙しくないのかな?!事務所で仕事をしているより日当をもらう方が割が良いのかな?!着手金をすごくたくさんもらっているのかな?!依頼者からすると、我々の料金は安いんだろうなあと思う。