民主党の支持率が下がり続けている。
 そりゃそうでしょ。これだけ民意を無視し続けたら支持率が下がるのが当然。
 私が心血注いでやっている内海ダムの件も、無茶苦茶。前原大臣が脱ダム宣言ならぬ「即ダム宣言?!」をやっちまった。
 民主党は、今、かつての自民党と同じ過ちを犯している。そのことにどうして気付かないの?自民党は、土建業者をはじめとする利益団体のことばかりを考え、多くの無党派層の反発を招いた。今、民主党も土建業者の利益を考え、ダムは造ります!!!整備新幹線、作ります!!高速道路、造ります!!箇所付け、漏らします!!!とかつての自民党の守旧派かと思わせるバカッぷり。
 ↓↓↓に田中康夫議員のブログを引用するが、ほんと、その通り。

「 この程度の「覚悟」だから困っちゃう。又しても国民を愚弄する詐欺的行為ではないか、と全国津々浦々の方々からメールが殺到しています。「週刊文春」「日経ビジネス」に続いて「週刊新潮」からも「お子ちゃま大臣」と認定された前原誠司国土交通大臣が9日の会見で、「脱ダム」ならぬ「促ダム」発言を行ったからです。
 香川県の内海ダム、長野県の浅川ダム、兵庫県の与布土ダム、熊本県の路木ダムは「各県共に負担金交付への期待権が大きくなっている」から、「国が金を出さないという事になれば、裁量権の逸脱となり、負担義務違反を問われる」と述べ、これらの県営ダム計画は建設を促進すると宣言しました。
 嗤っちゃいます。鳩山由紀夫首相が野党時代に現地の小豆島へ出向き、建設反対を明言したのが、瀬戸内海まで全長僅か3kmの河川に香川県が計画する内海ダム。
 川辺川ダムには反対する一方で何故か熊本県知事が固執する路木ダムも、流域には家屋が存在しないのに、里山の向こう側の集落を守る治水ダムと、凡そ理解を超えた詭弁を弄する代物。
 浅川ダムに至っては、内水氾濫と呼ばれる千曲川からの逆流が原因で、ダム完成後も浸水は防げず、と国土交通省自ら認めた無用の長物です。
 であればこそ、前田建設工業を始めとする3社JVと僕の知事就任前に締結していたダム本体工事契約を解除し、天井川部分の解消を始めとしたダムに拠らない治水を進めていたのです。
 が、松下政経塾出身のひ弱な優等生は、河川法第62条と補助金適正化法第6条を「根拠」に、地元自治体がゼネコンと契約締結したダム建設は、国としても認めて補助金を計上せねば、自分達に累が及ぶ、と会見で仰るのです。何れも本体工事未着工にも拘らず。
 いやはや、この程度の「覚悟」だから、ダム建設ありきの時代遅れな現行法を改正する勇気も持ち合わせず、ダムを造りたいと駄々を捏ねる自治体を尊重して補助金交付してこそ「地方分権」「地域主権」の確立、と勘違いしているのです。
 因みに何れの県営ダム計画も、地元選出の大半の民主党国会議員、その背後に控える支持母体の連合は建設促進派です。う~む、「人よりもコンクリートを」と惹句を書き換えねば羊頭狗肉になり兼ねぬ、何ともいやはやな迷走振りです。」

 民主党には、早く目をさましてもらいたい。