先週、内海ダム問題の提訴に踏み切った。
 このダムの建設理由の一つに、行政は水不足の問題を掲げているが、小豆島では、平成9年3月に吉田ダムが完成し、小豆島における多目的ダムの有効貯水量は144.5万トンから354.5万トンに、上水道容量は52.3万トンから115.3万トンに飛躍的に増大している。
 その後、小豆島では取水制限、給水制限がなされたことはなく、水不足となる事態は発生していない(平成12年度、平成14年度に小豆3町において渇水対策本部が設置されたことはあるが、その際にも、給水制限はなされていない。)。
 告示の理由では「10年に1度の渇水」に対応するというが、全く出鱈目である。
 他方、香川県内の他の地域においては、頻繁に給水制限が行われており、無駄なダムに185億円もかけるのなら、そっちをどうにかしてもらいたい。
 ダム工事の利益率は他の工事に比べて極めて高いらしいが、本当にゼネコンと政治家のためのダムである。