最近もまたまた、めちゃくちゃに忙しい。
 偶然なのか、手間が掛かる事件の山場が幾重にも重なっている、、、、(T_T)。(それなのに、最近、風邪気味で無理が利かない、、、(T0T))
 そんな中、今日、裁判所で敗訴判決を受けたとおぼしき方が何やら、電話で話をしていた。「裁判は、嘘が通じるン?!」「どうして、向こうは証拠を出さないの?出して出してといっているのに、どうして裁判所は相手に出すように言わないの?!」
 どんな事件で敗訴したのかは知らないが、これは私も裁判所に強く不満をもつ点である。
 基本的に裁判(官)というものは信頼できるものであるし、判決もだいたい予想した結果が出る。
 しか~し!!!裁判で必要な証拠を隠して出さない人に対して、裁判官は非常に寛容である。証明責任を負わない方が出さないのは仕方無いでしょ。みたいな感じ。
 そういうときは、ほんとうに驚くと同時に落胆させられる、、、。
 何と言っても、証明責任の有無を問わず、真実解明義務(民事証拠法体系等に詳しい。)が叫ばれている時代である(判例タイムズの特集には、医療過誤の病院側の弁護士が裁判所よ、もっと積極的に証拠開示をしろよと思っていたという発言もある。それが普通の弁護士の正義感である。)。
 アメリカではディスカバリーの制度が有り、日本の法廷でのようなことは考えられない。(「アメリカ」「ディスカバリー」で検索するといっぱい情報は出てきます。) 
 といっても、通常は常識ある弁護士が多いので、こういうことで腹が立つことは少ないが、今やっている事件でもそうした事件がある。
 出せと言われてもいないのに、出す必要は無いが、現に出せと言われるものを隠して裁判をすれば、れっきとした訴訟詐欺だと思うけどね、、、、。
 いずれせによ、裁判官にはアメリカを見習ってもっとちゃんと出すように指導してもらいたい(T_T)