前にも書いたが、弁護士業務をやっていると病院や医師の能力の格差を痛感する。
 本日も、高次脳機能障害の相談を受けていたが、最初かかった病院が高次脳機能障害に全く無知であったため、後遺障害の等級認定において、その病院のカルテが決定的に悪い方向に影響を与えていた。
 とにかく、交通事故や労災にあったら、熱心な先生、専門の先生に早期に診てもらうことが大切である。また、自分でもインターネットや書籍で専門の先生を探す必要がある。
 医師によっては保険会社から照会があって経過表を書くときに、実施していない検査項目に「正常」などと書く人がいる。しかし、驚くべきことに、これがまれにではなく頻繁に起こる。
 その中でもまともな先生は、私がそれを指摘すると、ちゃんと「未実施」に書き換えてくれるが、自分の間違いを間違いと認めがらない先生もいて、そうなったら最悪である。
 交通事故や労災に遭ったら、弁護士にも早め早めに相談してもらいたい。そして、ダメ医師とは早めにおさらばしてもらいたい。