麻生太郎副総理が21日の社会保障制度改革国民会議で、高齢者などの終末期医療に関し「いいかげん死にたいと思っても『生きられますから』なんて生かされたんじゃかなわない。しかも政府の金で(高額医療を)やってもらっていると思うと寝覚めが悪い。さっさと死ねるようにしてもらわないと。」と言ったとして批判を受けている。
 しかし、どうして批判されないといけないの?
 麻生氏は竹中平蔵氏の敵でもあり、私は普段、同氏を支持していないが、この発言は私が普段から思っていることと全く同じ。
 ただ単に死期を延ばすだけにとんでもないお金をかけて延命治療をする。しかも、高額医療費を超える部分は全て税金。麻生氏は「残存生命期間が何か月かと、それにかける金が月に一千何百万だという現実を、厚生労働省も一番良く知っているはずだ。」と発言したそうだが(2013年1月22日四国新聞)、実際それだけの金がかかるのかどうかは別として、とんでもないお金がかかっているのはよく聞く話。
 とにかく、日本は毎年何十兆円も借金をしているんだから、もっと倹約しないといけない。私は、安倍首相もあまり支持してはいないが、今のところ、彼がやろうとしている生活保護費の削減も、地方公務員の給与削減も、所得税や相続税の増税も、全ていいことやっていると思う。確かに生活保護費の削減は厳しい部分もあるが、毎年45兆円程度しか税収がないのに、100兆円近い歳出をするのはどう考えてもおかしい。借金構造は何とかしないといけない。