私は、以前、仙石さんを高く評価していたが、最近、無茶苦茶過ぎる。
 15日の参院予算委員会でも、政府参考人として発言したキャリア官僚(現在経済産業省官房付で、昨年12月まで国家公務員制度改革推進本部事務局の審議官だった古賀氏)が菅内閣が進める国家公務員の独立行政法人などへの「現役出向」について「不透明な癒着は公務員の身分を維持して行っても全く同じことが起きる可能性があり、非常に問題だ」と発言したのに対し、「職務と関係ないことでこういう場に呼び出すやり方は、はなはだ彼の将来を傷つけると思います。優秀な人であるだけに、大変残念に思います」と言い放った。
 私もその一連の映像をみていたが、真摯に日本のことを思う官僚に対して公衆の面前で官僚を恫喝するのは、見ていて唖然とした。
 仙谷官房長官はその後の記者会見で「彼のことを心配して言っただけの話だ。別に恫喝のつもりはない」と言い放ったが、呆れるばかり。
 民主党は自治労の支援を受けているだけに、公務員改革は全くできていない。
 古賀氏はみんなの党の小野次郎氏が出席を求め、民主党側もその出席を了解していた。みんなの党の渡辺喜美代表は「古賀氏の話は正論だ。仙谷氏は守旧派の道をひた走りに走ってきて、そういう過去が暴かれるのがいやで恫喝したのだろう」としているが、そのとおり。
 以上、産経ニュース参照