来月、日弁連の会長選挙が執り行われる。
 この2年間、初めて、東京の弁護士会や大阪の弁護士会の推薦候補ではない宇都宮会長が指揮をとったが、今回は、4人の立候補者がいるようである。
 東京の弁護士会が推す候補者2名、共産党系(?)候補者1名、そして、宇都宮会長である。
 私が司法試験の合格者数を検討する法曹人口政策会議の四国選出委員であることはこれまでのブログでもご説明してきた。
 端から見ていて、宇都宮会長を取り巻く、副会長(10名くらい?)は、恐らく全員反対候補者に入れた人たちであって、その政策執行は大変だったと思う。
 大阪の橋下知事が昨日、ニュースステーションで「政治は不連続への挑戦だ。旧来の制度を壊すことから始めなければ。」と言っていたが、そのとおり。
 これまで、日弁連会長選挙は、日弁連の執行部を務めた人たちが、その人脈で候補者を決めてきた。地方の単位会も本当は違う意見なのに、単位会の上層部が推す候補者になんとなく入れてきた。
 東京や大阪も同じ。一般会員は違う候補者が良いと思うのに、派閥が決めた候補者以外のために選挙活動をすることは難しい状況。
 今回、宇都宮会長が落ちれば、当面、地方が推す候補者は通らないような気がする。
 それでいいのだろうか、、
 私は、もう一期、何とか宇都宮会長に当選してもらい、旧来の執行部支配、派閥支配の選挙の色を少しでも薄めてもらいたい。
(それで、金持ちしか司法試験に挑戦できないロースクール制度は絶対廃止してもらいたい!!)