私は学術会議問題は、そう関心が無い。今、外国の脅威がこれだけ増している中、そして、スパイに対する報復が無きに等しい今の日本で、首相が安保法制に反対している人達を任命しないのは理解できる。

しかし、それより、もっともっと危険なことがある。

詳しくは「故・中曽根氏の合同葬 文科省が国立大に弔意の表明を求める」の記事を見てもらいたいが、政府は国立大学に一政治家の弔意を求め、合同葬儀が行われる日に弔旗の掲揚を求め、さらに同日午後2時10分に関係機関に黙祷するように求めていたことが分かった。さらに、都道府県の教育委員会にも同様の文書を送付したというのだ。

私は、JRの民営化などをすすめた中曽根さんは大きく評価するが、その評価を人に強制するのはぜったい駄目だ。

それは、思想信条の自由を害する。これでは、戦前の日本だ。

こういう思想の強制は即刻止めて貰いたい。