今日、ある金融機関の役員を前に「役員の任務と責任について」と題する講義をした。金融機関に限らず、会社の役員の責任は極めて重い。
 しかし、平成18年5月に施行された会社法では、従前無過失責任だった役員の責任について、過失責任に改められた部分がある。これだけでも相当違う。
 また、今の会社法では内部統制システムの構築が取締役会の責務であることが定められている。簡単に言えば、不正ができないようなシステムをちゃんと作れということ。なかなか難しいことが書かれてあるが、基本は嘘や隠しの経営をしないこと。牛乳屋さんや料理屋さんを初めとして、嘘や隠しをして、ダメになった会社はたくさんある。
 経営は正直なのが一番ですね(^^)。