昨日、徳島市で開かれた「生活を破壊しない金利水準を目指して」と題するシンポジウム(徳島県、徳島弁護士会、全国クレジット・サラ金問題対策協議会等が共催)に出席してきた。(↓↓↓は、挨拶をしてくれた後藤田正純議員)
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 本当に、借金というのは恐い。今の激変の時代、借金をしても返せる必然性は少ない。
 また、高金利というのは、持てる者が持てない者から収奪するもっとも簡単な方法。金利規制反対派は、危ない客には高金利を徴求しないといけないというが、昔、商工ローンは、40.004%に近い金利を徴求していた。今でも、29.2%という金利が許されている。

 しかし、銀行等から借りられない客がどうやってそんな金利が返せるだろう。
 1000万円借りていたら、年間292万円を払っても元金は全く減らない計算である。
 こういった高金利だと、借主は、結局、返せなくて破産するか、保証人が犠牲になって払うかしかないのが実際である。
 我々弁護士は何度も何度もそういう人たちを目の当たりにしてきた。弁護士事務所にたどり着くまでに、周りの多くの人を保証人にして、もうどうやっても借りられなくなった状態になって来られる。もっと早くに来てくれれば、もっといい解決ができたのに、、、と思うことがしょっちゅうである。
 弁護士は医者と同じである。何の相談でもそうだが、早期発見、早期治療が一番である。