以下、とある方からの質問に答えて。
(質問)
 法の専門家である兼光さんから見て今回の検察の動きは妥当なもの?
(回答)
 私は、あそこで検察が逮捕に踏み切らなかったら、検察としての意地はどうなるのかと思ってました。これまで、多数の政治家や秘書が疑惑の渦中で自殺しています(最近では松岡農相、新井将敬議員ら)。今回、石川議員は、何度かの任意聴取に応じた後、弁護士を通じて「体調が悪いので聴取には応じられない。」と通告していたとのこと。ここで、逮捕しなければ自殺も十分考えられたと思います。
 検察は7月から、小沢も逮捕を免れないほどの情報を得ていたとのことで、そこから、裏付け捜査をしていたそうですが、その間にも大量の証拠が隠滅されていたはずです。そのことからすると遅すぎる逮捕とも言えます。(自分の証拠隠滅は罪にならないのでやり放題です。)
 検察官からすると、政権中枢の人物ににらまれるのは自分の出世にも響くおそれがあることなので、やりたくないのが本音のはず。ですから、今回の逮捕劇はそれを応援こそすれ、やり過ぎだと非難するのは国民が自分で自分の首を絞めているのと同じことと思います。