(前回からのつづき)
 この点、医師の場合は、地方にもいい医学部がたくさんあるが、ロースクールの場合には地方のロースクール出身者は明らかに就職が不利。都会の有名事務所に就職したい場合には、東大か慶応大学のロースクール者でほとんどが占められる。
 一部の有名校を除いて、ロースクールの現状は惨憺たるもの。
 修習生に聞くと司法試験に合格していない無能な教授、無駄な授業、無駄な課題が多すぎるとのこと。そして、実務家教員の先生に聞くと、教授らは、文部省の方ばかりみて本当に修習生に必要な授業をしていないそう。
 ロースクールは、横に増えない(逆に減るばかり)の学生を縦に増やすためだけのものにすぎない。
 以前の予備校で何がいけないのでか。予備校であれば、行く行かないの自由があった。
 私は予備校にはほとんど行かず、卒業して直ぐに実家に帰ったのでそれ以後は仕送りも必要無かった(要するに以前は金をかけずに合格することが可能だった。) 
 私は、法曹人口増を容認するためには、ロースクール廃止が必須で、それができないのであれば、法曹人口増はすべきではないと思っています。
おわり