長いこと弁護士をしてきて、いい裁判官として思い出に残る裁判官が何人かいる。

基本的に弁護士がいいと思う裁判官は、①記録をよく読んでいる、②虚心坦懐に事件を見てくれる人だと思う。

裁判官と話していても、全然、記録が読めてないなあと思う裁判官もいる(裁判官も多忙だから、ある程度は仕方が無いんだけど、、。)。

それでも、裁判は人の人生がかかっている。記録をろくすっぽ読まずに、判断されては本当に困る(負けたら自殺しかねませんでした、、と言われたこともある。)。

私は、弁護士になってしばらくしてから、裁判ってのは、ちゃんと戦えば、公正な結果になるもんだなあとずっと感じている。

しかし、稀にそうではない事態。何故だから、最初から、偏見にとらわれている裁判官もいる。

私が、よかったと思う裁判官ですぐに思い浮かぶ裁判官のトップ2は、めちゃくちゃ厳しい人だった。非常に厳しい裁判官は、自分も超ハードに働いている人が多い。二人ともそういうタイプだった。

二人とも、既に退官しているが、めちゃくちゃ難しい事件だけど、こちらが勝たないと不正義な事件を全部勝たせてくれた。

法廷で見上げているだけだったけど、一度、いろいろなことを聞いてみたい気がする今日この頃である。