4年前の反貧困キャラバンでは、湯浅誠さん、元ホームレスの方、大学教授、弁護士らがその体験談等を語ったが、その中で一番、印象に残ったのは高校の先生の話である。
 話の中身は県内の定時制高校の統廃合の問題であったが、「定時制は昼働きながら、通えるし、制服等を買う費用も要らない。だから、貧困家庭の子どもにはとても大切な拠り所だった。これが統廃合されたら、定時制は終業時間が遅いので、とくに女子が通えなくなる。」 そんな話がとても印象的だった。
 また、その後の別の集会で聞いた小学校の先生の以下の話がすごかった。
「冬はまだいい。黒服があるから。夏になると本来、白いはずのワイシャツが黒ずんでいる。余りに汚いので親に500円で買えるから何とか買って下さいと言っても、それすら買えない。家賃も何か月も滞納していて、、、そんな子がうちのクラスには3人もいる。」
 
つづく