先日、某高裁で競業の裁判について全面勝訴しました。
 私は、なぜだか、競業の相談が多く、今も2件、裁判が継続しているが、
 今回は、労働者側。労働者が一人、独立してお客さんをとったというもの。
 競業は自由競争の範囲を超えたと言えるか否かが、一つのポイント。
 今回は、普通にしていたお客がこちらを選んだだけなので、勝って当然。
 他方、未だ係属中の案件は、私が企業側でやっているもの。
 全国規模の大企業が地場の会社(私の依頼者)から、同時に6人もの所長クラスの従業員を引き抜き、引き抜いた企業の営業所と近接した場所の所長に据えたというもの。
 財力にまかせてやり放題。いくら何でもやり過ぎ。
 銀行のミスでも書いたが、大きな組織になると物事の見極めができなくなる傾向にある。
 これは、事の善し悪しの判断についても同じ。
 よく修学旅行の学生が落書きをしてはいけないところに落書きをしたりするが、大企業になるとバックが大きいだけに、ある種集団心理のようなものが働き、善悪の判断が鈍る。
 私は相手が何であろうと、おかしいと思えば、ギャーギャー言うが、それでも私を使ってくれるお客様には感謝感謝である。