昨日、今日と弁護士7名が集まり、小豆島に計画されている内海ダムに対する反対地権者など約20名と会ってきました。
 地元の人たちと会って、当初、住民アンケートを採ったら90%の住民がダム建設に反対だった、ダムは自然も壊すが地域社会も壊していく(賛成派と反対派の看過し得ない対立を生じさせる)などと聞くと、多くの困難に勇気を持って立ち向かっている方たちに、本当に頭が下がります。
 小豆島も複数のダムが建設され、今は、水問題も解消されています。しかも、下流の地域では各戸、そして各田んぼに井戸が設けられております。逆に、ダムの堰堤を築くことによって、地下水脈が変わり、井戸水が使えなくなることも予想されます。
 今日、タイムリーなことに、サンデープロジェクトで、ダムが特集されていました。そこでは、以前、ダム建設を担当していた元官僚がダムの建設に反対する姿が描かれておりました。
 国がいかに無駄なダムを作っているか、ダム建設に関わる公務員の数が極めて多く、それらの職員の職を守るためにダムが造られ続けること、工事代金が当初の予定より何倍もにふくれあがること等々昔からよく報道されていることですが、とても分かりやすく報道されていました。
 最近、天下り法人等の弊害が数多く報道されていますが、今後、大胆な公務員改革をしなければ、ダムは永遠に造られ続け、日本の自然は破壊され続けることになるでしょう。
 いったい、いつまでこんな状態がつづくのでしょうか、、、。 自民党も民主党も、党利党略ではなく、本当に日本のことを考えて、政治をやってもらいたいと思います。(もともとは、変な政治家を選ぶ有権者が一番悪いのですが、、。)